忘れてしまった事も
もう一度笑う為に
貴方を置いてきた
それは幸せですか?
その色の中には
誰が眠っているのですか?
雨が滴って
足元を濡らしていく
アスファルトは色を失って
小さく綻んだ表情と
跳ねた水溜まりと心臓
貴方が幸せなら
きっと僕も幸せだ、
そう在る様に
静かに握りしめた
幼い二人の横顔
嫌だよ、って
呟いたままで
滲んだ世界を
迎える穏やかな朝に
曖昧な温度を抱えて
届かないはずだって
少しの痛みを携えて
貴方が笑わないから
僕は悲しくなって
花を手向けるんだ
解けた糸の先で
鮮やかなはずの色で
貴方が埋もれているから
また笑えるはずの
そんな未来を描いて
花束に沈んだ
貴方を迎えに行こうか。