閉ざして
見ない様にした
捕まったままの腕も
立ち止ったままの足も
何処から聞こえる
祭囃子すら
意味を持たない
音の海
時間が過ぎる度
還る事も厭わず
静かに溺れる
呼吸の波が
喉を押し潰していく
言えないままの言葉は
沈んでいくというのに
貴方は笑わない
僕も笑わない
貴方は知らない
僕だけが、知っている
其れを聞いて
貴方が答えた
それが全てだというのなら
きっと僕は要らない
理不尽な言葉も
伝わらないなら感情も
そうだと肯定すれば
それまでの世界で
いっそ見ないで
何も聞かないで
答え合わせは
何時だって貴方の為だけだ
知っている事も
知らない事も
分かっている事も
分からない事も
貴方が居るのなら
それが全部答えだ
何も言わずとも
時間だけが与えてくれる
誰かの祈りなど
聞こえた囃子の音に隠されて