少年は立ち上がる

打ち付ける雨の中

白い部屋はぼんやりと光る

配線を千切って

切れ切れになった隙間を

何も言わず潜り抜けた


何度か声に出した

伝わらない感情

言葉じゃ言い表せない

心の奥底の×××

嗚呼、もう

どうしていつも

こうして、

どうして。


少年は叩きつけた

拳だって掠れて

コードが狂う


『僕の存在価値を

存在意義を教えてよ、

そうすれば、

僕は、


僕は、』




「少年は続かない言葉を見失った」