曖昧な嘘を垂れ流す
おどけた振りして
掻き乱される感情
振り幅の大きい心の琴線は
絡まっては
簡単に千切れてしまう
振り向いて
誤魔化した言葉も
ぼやけた景色に消えていく
明日の事は知らないよ、
きっと緩やかに死んでいく
傷付くのは容易くて
だけどあの眼が映した
最後の感情は、
人差し指と親指で
掴んだ糸が細く
紅を引いた様な
そんなささやかな感情も
優しい嘘吐きなら
僕だって言えるよ
柔らかな部分も
少しずつ腐り落ちて
あの日の言葉が
頭の中で響いて
約束、だって
言っていたのに
切ないね、なんて
嘘吐くのは簡単で
二人だけの合言葉
振り翳した両手も
何も言わない
どんな時だって無口で
物を語らぬその口は
役立たず、
呟く毒の果ても
侵される様に苦しくて
差し出した小指の意味も
最初から分かってる
僕は、偽善者だ