絶望を掻き集めて

また積み重ねて

何を望めばいい

揺れ動いては

崩れていく

立ち位置も居場所も

何処にもないのに


約束だよ、

そんな言葉も

もう返ってこなくて

何度呼びかけても

日に日に減っていく声

取り残されていく

僕は何時だって

同じ場所にいる


まどろみの中で

思い出したように手紙を書いて

でも渡す人は居なくて

誰に渡すでもない手紙は

日に日に増えていって

何度も書き過ぎて

汚れてしまった言葉が

また積み重なっていった


届かない

誰かを探して

でも誰も分からなくて

僕は独り此処に居て

通り過ぎる様に

居なくなる人の群れ

一つ、二つ、一つ。

点滅する世界が

僕を迎えるんだ


何度だって叫んで

手紙を破り捨てて

言葉を幾つも吐いて

だけど結局届かなくて

意味はなくて

さよならだけが積み重なる


もう何も残らないよ

思い出す事もない

手紙の内容は

何時だって同じなのに