幸せな話を
繰り返して
君は笑う、
そんな時間が
何よりも愛しくて
撫ぜた頬の温度も
触れた唇も
重ねた掌も
何にも変えられない
幸せの形で
見守るだけの優しさを
両手に抱き締めて
全てを背負う君を
僕は愛しているんだ
強くなくていい
弱くてもいい
この鼓動が
脈打つ幸せを
君を分けあいたいだけで
柔らかな世界を
僕らで作るんだ
僕は笑っている
君が飛ばした帽子の行方
追いかけた海の向こう
冷たく足元を満たす
約束の事、
君は覚えてるかな
此処にいるだけでいい
君が笑うなら
僕も一緒に笑うから
どうしようもないね、って
ただそれだけの事で
僕は幸せなんだ
熱を持った命が
確かに今輝いていて
君が描く幸せが
少しずつ形になっていく
明日また描いて
明後日も、その次の日も
君の幸せを描き足そうか
ただ愛せたら
それでいいよ。
君と僕と、幸せと。
微笑みながら
愛を語ろうか。