終わりが落ちていく世界で
真白な世界の嘘と
貴方の嘘を見抜けたなら
きっとそれは幸せでしょう。
そうであるように
一つ願いをかけて
また笑い始める
茜の裏に放り出した
足を止める。
空を見上げる
それが本当ならば
誰かの為の声が
また扉を叩く
貴方はそれを見て
また泣いている
嘘が嘘であるなら
本当が本当であるように
願うコトバも
願いというベールで
僕を隠しておくれよ
隙間から覗いた
世界の白さに絶望して
貴方が泣く様に
また笑うから
僕は幸せであるだろう
そう言って投げ出した
火の海の中で
僕は貴方を愛した