暗く濁る
世界の隙間から
揺り起こす様に
垣間見える
嘘吐きの瞳
雑音混じりの
誰かの声に
僕は返事を返さない
僕の存在意義が
理由に沿わなくて
叩きつける様な
そんな叫びが
消える様に、
心を砕いていく
壊したいのは
そんな物じゃなくて
積み重なって
重苦しいだけの
詰まる様な世界
仰いだ空は
雨が満たしていた
生きていたいと
願う言葉は
何処かへ置いてきて
生きていたという
証さえ
もう何処にも
僕は持ってないよ
笑顔も涙も怒りも
虚しいだけの
二人ぼっちの部屋で
君を置いて僕は消える
意味のない意味を
呟く意味も無くて