安い言葉を

愛想善く振り撒いて

翳した正義感すら

無意味に爛れる


どれもこれも

愛情なんて一言で

隅の方で片付けちゃって

待ちくたびれる様に

携帯片手に感情を殺した


君の愛情は何処へ向かうの?


言えない言葉だけを

両手一杯に掻き集めて

本音の声を殺した

君のベクトルは

僕を通り過ぎて心を差す

目印はとうの昔に失くした


無駄な言葉は

曖昧な言葉に隠れて

嘘の言葉を積んだ心で

君の唇にキスを落とした


それだけで良かったのにね


高望みなんて

苦しいだけだ