忘れていた事を

残さず飲み込んで

また歩き出せたら

笑いかける事も

きっと出来たのに


明日の事は

誰にも分かんなくて

天気予報が外れた午後

連れたって歩いた

歩道橋の上

一眼レフ越し覗いた

青空が苦しい


それだけでよかった

多くは望みたくなかった

ただ古ぼけたノートに書かれた

過去の自分が望んだ

そんな人になりたかった


優しい人であれ、

大きな人であれ、

夢の様な

そんな人であれ。

絵空事のヒーローみたいに

そんな人であれ。


そうやって僕は僕を殺して

無個性に徹してまで

個性を殺した

そんな世界じゃ

きっと誰も望まなくて

そんな単純な事も

何時のまにか忘れてしまった


逃げ出した先で

耳を塞いだ君が笑ってる

ピントが合わなくて

きっと僕は泣いてるように見えるだろう

間違ってはいないよ

雨は降っちゃいないけど

この空はずっと蒼穹を描いているけど


実際の僕は


きっと泣いてる。


そんな、気がした。