どうして、なんて

余計な言葉はいらないよ

一人で行かなきゃ

意味なんてないんだから


その手を解いて

その瞳を閉ざして

零した涙も

見てはいけないんだ


歩み始めたのは

きっと知っていたから

だからまた一人

背中を向けたんだ


背にのっかかる

少し重い荷物も

歩きづらいけども

それでもその手を取って

甘やかな世界で生きた

僕の温度と一緒に

力強く返す

その掌を思い出すんだ


余計な言葉、なんて

本当は何一つないんだ

全部全部必要で

僕を生かす最大の糧


歩み始める僕の背を

力強く押す言葉になるんだ