死にたくなって

どうしようもなくなって

それが心に突き刺さって

笑うことだって

泣くことだって

簡単に出来たはずなのに

渇いた様に

静かに固まっていく

底の方に

溜まっていくんだ


此処に居たい事が

どうして否定されるの?

僕の居場所は此処なのに


夢の様な幸せと

不釣り合いな絶望が

隣り合わせで座り込んで

僕の腕を取っては

嗤っているんだ

流れ出した言葉も

きっと大事だったのに


此処にいたいんだよ

死にたくなる程に、

生きたくなる程に。

なのに押し潰された

掻き消された言葉が

居場所を奪い取っていく

どうしてだろうか

暗くなる景色と

重苦しくなる心が

鉛をひっくり返したような

曇天の中を泳ぐ


幸せが、褪せていく


其処に居たい事が

罪になるのなら

僕のこの手を千切ってよ

いっそ殺してよ

居場所を無くすくらいなら

存在ごと否定してよ

此処に居れないなら

僕の存在に意味はないから


心が腐り落ちていく

削がれた様な笑みと

疲れ果てた涙

眠りにつくように

心も置いて行けたなら


いっそ死んでしまいたかった