横に首を振る
パサついた髪の毛も
泣きそうに雫零す
睫毛の上の涙
光り出した世界も
滲んでいるなら
意味なんてないんだよ
そう一粒、
言葉を残しても
僕は帰れないよ
もう今更、ね。
大人になっても
誰かを愛しても
単純に生きていた
自分が立ち竦んでるんだ
いいよ。
きっと出逢えるって
そう言って
泣いてる君に
手を伸ばせないんだ
濡れたアスファルトも
責めてる気がするよ
理由もないくせに
立ち止って
口を開いた僕が
言えなかった言葉は
もう伝えられないんだ
ごめんね、だって
言えないよ
壊してしまった
伸ばした爪の先で
隠して泣くんだ