僕の隣で
君が笑ってる
泣きそうな顔で
笑ってる
僕は。
今日も泣いている
不安定な心と
揃わない足並みで
二人手を取って
歩いてきたのに、
それが正しいんだって
寄り掛かって
寄り添って
そうやって
生きてきたのに、
気付かないうちにさ
君の事を忘れちゃって
振り向いても
見回しても
君の姿がないんだ
君を殺したのは
僕だったのに
意味もなく胸元を抑えて
笑えないで引き攣る顔で
何度も何度も
知らない君の名を呼ぶんだ
知らない事にも気付かないで
僕が君を殺したのに
僕が君を食ったのに。
今もう一度
僕の名前を呼んで
僕の隣で笑ってくれるなら
僕はきっと死んでもいいと
『君』になっていいと
そう思えるのに
僕の名前が死んでいく
僕の心が死んでいく
ずっと二人だった
ずっと一緒だった
君の名前が
僕の心から消えていく
君を食った僕の世界から
君が消えていく。
僕が生きていく。