塞いで、塞いで


何も見ないで聞かないで


そのままでいて


何も変わらないまま


僕のまま


夢の跡に躓いて


曖昧に笑いを零す


何もかもが


綺麗にくすんで


白く溺れていく意識が


馬鹿みたいに笑い合う


愛を語る、


嘘みたいに触れて


繰り返した言葉の裏の裏


霞がかった記憶も


揺らめきながら


前に枝垂れかかる


嘘吐き、


退屈の合間に欠伸を隠して


二人ぼっち


足跡の向こう側で


誰かが手を振っている、


僕がいた。


愛を騙る


嘘ばっかりのクセに


正当化と偽善の背中


繰り返して触れて腐る


それだけの事だって


気付いてるクセに、


クセに。


僕を語る


本当の言葉が


蹴飛ばされた底のほう


耳にかけた髪の毛も


瞬きに揺れる睫毛も


きっときっとそうだって


憂う喉元に突き立てた


哀を騙る。


溢れだしたのは


悲しいだけの幸せと


軋んだ心の深いところ


本当はそうなんだろう。


だろうって、


そう言って。


語る、


騙る。