嫌だなぁなんて呟いて

空に投げ出した掌

届かないものなんて

たくさんあるはずなのに

執着、依存、

同じ様な世界に

いつまでも居たくて


そうだろうって

生きた価値を求めたくて

だけど返ってこない

答えばっかりが

僕の存在証明をする気がした


消滅、変換、返還。

返してほしいものも

言いだせない事も

一つ一つ並べて

また苦しんでいくんだ


鏤めた絶望と

散らばった言葉と

ずっと昔から

詰まったままの音を

もう二度と言う事はなくて

泣き出してしまう心も

嫌な事に隠れて

また笑う事を放棄した


ただ同じ様に

此処に居たいだけなのに