いつだって同じ
いつだって一緒
ただそれだけで
僕らの愛は語れた
言いたい事はたくさんあるけど
結局はそれだけで、
悲しくて言いだせない事も
同じだけたくさんあった
投げ出したい言葉と
返らない言葉の多くが
噛み砕かれていくんだ
それだけの愛の形が
小さくなって消えてった
花束を両腕に抱いて
差し出す言葉を綴って
それだけだよって
笑う事も出来なくて
言葉にしたいのに
何も言いだせなくて
詰まらせた音の多くが
僕だけの言葉になったんだ
死んでしまったものも
忘れてしまいたい事も
君には届かないまま
同じだなんて言って
隣を歩かない遠くのほう
薄く伸ばされた
それだけの声の先で
愛を語った君の後ろ姿が
僕を置いていくんだ
吐き出した事も
言えない事も
結局は全部
僕だけの愛だったんだ