唐突に死にたくなって

思い出して

見上げた空が

嫌に青くて

美しいだけの風景が

静かに責め立てて

心に爪を立てた


嘘吐きの月と

這いつくばる僕と

二人の背中を

押しては返す

緩やかな舞台で

残ったのは

灰色の言葉と

言えない心と

大人になりきれないのは

誰だったんだろう


落ちていく掌が

伸ばした指先に

音をたてた

呼吸が出来なくなって

やっぱり愛してて

でも苦しいので

僕が選んだ事が

全部が間違いじゃなくても

戻れないと知ってるなら

目を伏せて見ないで


隠せないものも

許される気がした

だけど死にたいと

泣き叫ぶ心が

嘘を重ねた月の裏

また軋んで壊れてくから

思い出せるように

二人の足跡を

瞬いて消した


眩んだ世界じゃ

誰も正解なんて知らないので。