薄紅の日和。 置いていく 薄紅の記憶と 散乱した部屋の中 誰かの呼ぶ声と 呆然と仰ぐ空と 一つ二つと並べた 整然とした心 虚ろに世界は笑う きっとそれでいいと 意味のない言葉に 僕らはまた手を離す 失くしたモノばかりの バラバラに散らばる此処で 千切れた声も 忘れた記憶も 過ちばかりの世界も 僕が此処に居る事も 全部が必然で 全部が現実なんだと 喉の奥で笑う 世界が終わりを告げた