きっとそれが、そうなって

ぼくが、あれをこうして


そうして、どうして。


こうなって、そうやって


何度も何度も誤魔化して

嘘吐いて、馬鹿にして

浮付いて、沈んで

僕は生きてきた

僕は生きていた


吐き出した言葉も

吸い込んだ感情も

幾つあったって足りなくて

幾つあったって多過ぎて

きっと僕の欠けた部分が

痛みを孕んで

膿を溜めているんだって


気付いても痛くて

結局そんなもんで

それならどうしたって

苦しいものは苦しくて

耳を塞いだって

目を閉じたって

離れない言葉が

何時までも僕を苦しめる


貴方はそんなつもりじゃなくても

僕が殺した心が

叫んでいるんだよ

掻き毟った胸が

犇めく心が

ざわめいて離れない

離さない


どうしても、どうしても。


あれが、そうして、

こうなるんだよ。


どうしても。どうしても。


愛しくて、悲しくて

優しくて、苦しくて、

温かくて、寂しい。


寂しい。


どうしてだろうね、


貴方は何処にもいないのに。

貴方は此処にいたはずなのに。