預けた両腕から
擦り抜けていく言葉
向こう岸で笑ってる
貴方は僕を
忘れてしまいましたか
立ち止っては
この場所を思い出す
僕の居場所は
温かくも冷たい
誰も知らない事が
今も辛い
怖くはないよ
ただ悲しいんだ
きっと貴方は知らない
過ぎた時間だけ
僕の心が軋んだ事を
貴方が呼吸を止めた分だけ
僕が繰り返した呼吸が
詰まりそうな程に
途切れそうな程に、
愛しているんだよ
愛おしいんだ
目蓋が落とされた
その上に零れた
全ての愛が
今も苦しくて
今も笑えない
この時間がいつまでも
僕の心を撫ぜるんだ
忘れないでって
そう言えたら楽なのに
貴方は今も知らないんだ
知らないまま
この場所で笑ってる
貴方が居るなら
もういいよ