閉ざされた瞳の奥で

微かに燃える光を見た


それは確かに

淡く力強く瞬いて

一つの形を象っていた


これほどまでに

それは僕を愛し、

僕は君を愛した


二人だけの愛の歌

痛みなんて

何処にもないよ


幼いだけの熱を

分け与える様に

静かに横たえた


花束の中で

呼吸をする

叩かれた問いに

もがく様に

祈りを失くした


二人だけの楽園

眩んだから

僕はその目を閉ざした


最後に見たのは

君が愛した楽園


君の姿が

確かに映っていた

此処に、

楽園に。


確かに、生きていた。