代わりなら

いくらだっている

僕の存在意義が

責め立てる様に抉って

静かに殺していく

瞬いた先で

毒を巡らす様に


ぼやけて見える

僕の夢の中じゃ

もう何も分からないよ

此処にいる理由も

君が望む意味も

全てを覆い隠して

泣き叫ぶように

胸を潰す


優しく殺めて

この心は哀しく

音を立てて軋むから

その掌に爪を立てた


流れる血の色が

どうしても、

どうしても悲しい。


此処に居る理由を

君が縛るなら

眠る事も奪い取って

もう何も残さないで

責めるこの胸が

頭の中で死んでいくなら

背中を押す様に

何処にも行けないように

何処にも逝けないように、


代わりを望んだ

僕を望んで、