繋がり項垂れる

僕を殺すコトバ

針の様に突き立てられた

痛みを伴う焦燥

伝い隠れるのは

口に出せない本音


まだ、まだ、ダメだ

きっと誰も気付かない

それは冷たく弾く

指の隙間望む灯篭

変わらないのは哀

爪の先で蹴り飛ばす

押し上げた目蓋も

掻き毟る胸元も

軋む針の音の中

波紋は広がる前に

暗く淀んだ海の底


時計が示す時間の狭間

ただ願いたかっただけの

淡い期待と歪み

憐れに爛れる掌と

縺れて掴めない足

ブリキの枷に溺れる

金属音は焦る心音


保たれない均衡なら

誰もが放り投げられた現実

見たくない幻想と

妄想を描く罪人の証言

それなら誰も叶わない

向こう側の日常へ


同じコトバを何度も並べる

繰り返される羅列

刺さったままの棘と

安らかな表情を

黒く塗り潰していく

望んでいないから

願っていないから

一人だけが幸せなんて

引き摺り落としたくなる


どうしてもこうしても

きっと誰もが思い描く

そんな人間になれるわけない

一人にしかなれない

僕にしかなれない

誰だって歪んでるんだ


ただ本音という名の糾弾が

足元に転がっている

結局同じだ

同じだ


僕は僕にしかなれない