受け入れる様に殺す

緩やかに飲み下す

柔らかい温度

君が殺めたのは

弾き出された硝子


噛み千切って

愛するように撫ぜる

その頬は

淡く色付いて

綻んだ笑顔は

掻き消された冬の風


また、終わる


このままでいいのか

受け止める様に

差し出された両腕に

飛び込んだのは

死んでいく季節

僕はまた繰り返した

思い出せないままに


白いだけの世界に

鈍色の線路を辿る

同じ言葉で

同じ声で

同じ顔で

君がまた笑う事は

これから先

二度とないのに


灯らないのは

殺めた季節の中で

また二人で歩く事は

翻したコートの袖で

拭われた季節


また終わる


受け入れたのは

二人だけの世界