悲しく芽生える
また居場所を失う
繰り返し、繰り返す
絶望を目の前に置いて
フォークを突き立てた
隠せないなら
隠さなければいい
それが夢になるなら
僕は逃げるけれど
寂しそうに歪める
何も変わりはしないよ
知ってしまったから
足踏みして
立ち止る
増えて、増えて、削る
何か変わったかな
違うなんて
簡単に言えなくて
言えるはずなくて
生きていこうか、
変わらないなら
植えた絶望芽吹いて
証すらも残せないなら
喰い散らして
断ち切ってしまえば
舞台は塗れる
絶望の淵で
咀嚼する
飲み込んで、呑み込んで
嚥下した
君は
笑ってる
僕は
伸ばした
伸ばして、
生きていこうか
突き立てフォークは
視線を外した
悲しさも寂しさも
置いていくよ
静かに失っていくのは
僕の居場所だけで十分だ