白いシーツに散らばる

赤い嘘並べて

蜂蜜色した髪に

静かに泣いた


さようならの言葉は

置いていくねって

耳元で呟いたけど

君は握り返さない

力の抜けた両手を広げて

転がっているんだ


要らない言葉ばかり

周りに落ちていて

踏みつけて

痛いと零したけど

そんな取り留めのない事も

幸せだったな、って


何もない日々が

終わりを告げる様に

今日を引き摺り落とす

そして明日も

君は死んでいくんだ

塞いだ目蓋の上で

光らない太陽探して

頭ん中で笑うのは

きっと消したいから

さようならの言葉を

また一人で待つんだ


転がった感情も

君はもう掴んでくれない

開かない目蓋は

ひっついたまま

眺めない瞳を

奥に隠した


もしも、生きていたら


僕は笑っていられたかな

蜂蜜色の髪を撫ぜて

もう傷つかなくていいよって

そう、言えたかな

でも意味がないよって

知ってるから悲しいんだ


またそうして今日が終わる

君が死んで、僕も死ぬ

歩き出すには

まだちょっとかかるけど

僕はまた歩くよ


白いシーツは君を護るから

僕はその手を一人離して

青一面の窓際に立った

さようならの言葉は要らないよ、


要らないんだ