貼り付いた記憶

向こう側の温度

触れたのは偽物

紅い瞳が映したのは

受け入れたくない現実

碧の瞳は同じはずなのに


なのに君はそこにいないんだ


僕の罪が静かに

この世界を壊していくから

僕が死んだなら

許されるのかな

それでも君が許さないなら

僕は自らに枷を付けて

溺れていこうか


ごめんの一言も

言えるわけなくて


飛び込んだ光の束は

呼吸を詰まらせて

泣きたいのは

君が溶けていくから

触れないよ

汚い僕の手じゃ


おかえりなさい


ただそれだけが言いたくて

君に言えなくて

紅い瞳が呟いた

罪状を並べて

肩比べて君は

穏やかに告げる

断罪の十字を背負って


碧の瞳は

静かに許すんだ

僕の事を忘れて

優しさだけを

その心に乗せて