優しく飽和して

塞いだのは

何時かの言葉


むこうにいけば。


何か分からずに

転げ落ちた

透明色した

無口な硝子


五線譜の上じゃ

君は踊れないよ


嘘吐きの言葉じゃ

飲み込めなくて

差し出した花束も

長い髪に溶ける

優しい夜


ひろいあつめて。


膝を擦り剥いて

触れあうのは

怖いと嘘を吐いて

ただ静かに伏せる

リズムは溶けて

繰り返す


どうぞのひとことで。


音は塞いだ扉

もう聞こえないのは

優しい夜に響く

レコードが落ちて

言葉がノイズに触れる

溢れる。

溢れた。


向こうはさよならの一言