綺麗すぎて

目を逸らした

車窓の先で見えたのは

あの時捨てたはずの

赤い赤いソレで


嘘みたいだと

窓ガラスに温度を預けた

薄く映る僕の顔は

悲しそうに歪んでた


何を待ったんだろうね

何を歌ったんだろうね

もう覚えちゃいないけど

確かに在ったのに

其処に在ったのに


12時を差した針の音が

壊れた受話器越し

君の声を届けてくれる

そんな気がしたのに

気付けば24時を差した

一周分の時間と

意味のない言葉の重さが


くだらないと

泣き叫びながら

君は立ち竦むんだ

あの時の選択肢は

誰にも変えれないのに

嘘吐きなんて

言われる事も

甘受して殺したんだ

優しい約束が

置いていかれる様に


窓の外には

綺麗なままの

ソレが在った

零れ落ちる様に

広がりを見せて

いつの間にか

僕が忘れたソレを


燃えてるよ

待ちながら

ずっと、

今までも

これからも

君が歌った歌を

僕だけが覚えてる

この歌を


もう置いてかない様に

12時を差した時間を

もう一度、

指し示す様に