遠ざかる足音
思い出したかのように
君の影は走り出す
君の声は
もう聞こえなくなったよ
最初からなんとなく
分かってた気がした
それでも幸せで
淡く綺麗な日々で
茜の空が染まる
濃紺の世界に
鏤めたのは
何時かの無償の愛
言葉は要らないよ
ただ此処で待つ
僕らの声に
小さく耳を立てて
気付いた時に笑って
笑って、
もう一度。
この手を取って
ディスプレイに浮かぶ
多くの文字よりも
一つの言葉でいいから
隙間を埋めて
待っている僕らの
頭を撫でる様に
影は伸びて
君を追い越した
僕は、
君を追いかける
ただの人でしかない
引きとめる言葉を
何も持ってないから
待つだけなら
いいでしょう?
僕らの世界は
まだ此処に残ってるから
いってらっしゃい