眠れないと
苦しいと喘ぐ
緩やかに下る意識
泡の様な言葉と
嘘のような世界
僕が失うものは
きっと何よりも痛く
何よりもくだらない
意味のない自意識は
優越感に浸る劣等感を
胸に満たしていく
そして、音は途切れていく
奪われていく様に
その音に耳を傾ければ
呼吸はそこで止まってしまう
点滅する危険信号
曖昧に揺らめく警報灯が
僕の目の前で崩れていく
それは、夢の様で
無駄に明るく終わっていく
昔の喜劇みたいに
誰もがヒーローになれるなら
きっと楽なのにね
―嗚呼、馬鹿みたいに苦しい
真綿に包まれて
僕は自分で自分の首を絞める
早く終わってほしい夢ほど
苦しいものはないから
途切れた呼吸の合間に
僕は音を失う
僕の意識が落ちていく先で
幸せな未来なんて
何処にも存在しないけど