掻き毟った喉は

言葉を奪った

君が塗り潰した未来が

悲しく見えるくらいに


白いだけの世界に

君が突っ立ってる

どうしたの?

言えない言葉は

透き通って落ちる

落下していくだけの音は

君に届くはずなくて

それならこの指に触れてる

温度は一体なんなのだろう


確かなものがなくて

不確かな感情が揺れる

淀む言葉は

不安定の水面に沈む

君は受け取らない

僕は知らないふり

きっと僕らは

怖いだけなのに


落とした施錠の金属音

もう逃げたくないのに

君が僕を見て泣くから

僕はその手を振り解いた


足が縺れる

腕が千切れそうで

胸は張り裂けそうだった

さようなら、

せめて言えば良かったかな

もういいや


さようなら