気付いているの?
遠くで聞こえる囃子の音
君の手を叩く音が
耳の中で飽和して待ってる
君が思い出せない事を
罪だと嘲笑って
君が指差した電燈の
その上で踊ってる
台詞を振り解いて
打ち抜いたのは
誰の台本?
震えているのは誰?
君は何処に居るんだい?
誰もいない舞台の上で
笑っている君の横顔と
サヨウナラの言葉を
落ちていく意識に覗く
幕引きは、呼吸を止めて。
冷たい鉄の塊に
温度を奪われる様に
温くなった視界の波を
揺れた言葉を零した
もう誰も居ないよ。
もう、癒えない。
照明の熱で
浮かび上がる様に
その唇は言葉を紡ぐ
無視する様に駆け上がった
舞台は染まり上げる赤色
笑った君は
穏やかに死せる人形
膝をついたのは
一人きりの舞台の上で
ira le rai