小さく呼吸を始める
また今日も生きていた
濁る様に詰まる
声も遠くに置いて
大事な物だけを抱え込んで
癒えない心を護った
眠ったら何か変わるかな?
夢は見たくないけど
理想だけはあるんだよ
見えない不確かな、
でも一番幸せな未来。
せっかくなら
現実になればいいのに
黙り込んで膝を抱えてる
その背中は細く、
後悔ばかりを背負ってる
僕は、無力だ。
僕は、あまりに脆い。
力を込めた両の手じゃ
君を護れなくて
ただただ掻き分けた
その先で君を
もう一度見れる気がして
また不規則に鼓動を打つ
呼吸は、止めたまま
落ちる様に眠りに沈む
静かに殺されていく様に
君の喉を絞めていく
目蓋を閉じれば、
知れる気がしたんだ
君が最後になにを思ったのか
今じゃもう分からないけど
不自然な世界で
自然な君を弔う。