泣きたくて

手を握る

掴めない

実態を持たない

でも悲しい。


呼吸を止めて

言葉を吐き出したくて

負の感情を

抱え込んだ

傷付けていく

意味を持たない

無意味な言葉

鋭利な刃物は

用途を誤って

暗いそれを拾い上げた


言えないから

癒えない。

痛むから、

悼んだ。


腐りかけた林檎は

枯れていった

渇いた笑顔と

曖昧にぼかす

嘘みたいな君


泣きたいのはきっと

君の方だ