零した言葉から

憎悪が広がっていく

黒い塊みたいなそれは

悲しさを増長させていく


誰に言う訳でもなく

意味を持たないごめんを

地図みたいに胸の中で広げる

無感情に眺めて

落ちていく僕を

君が見下げている気がした


左右に振りまくって

それで何が手に入った?

傷ばかりの心と

向き合うには瘡蓋だらけで

辛いと言えない言葉が

影の中に隠れてしまった


いま、ぼくが、いえたら


泣きそうに俯いた

殺めた意思に潰された

それでいいよなんて

言える訳がなくて

軽々しい言葉だけが

浮ついて離れないでいる


うそだよ、    ね?


ブレる輪郭の端で

上付いた嘘だけが

意識の中で意味を持ち始めた