届かない声は

遠い

意識の果てで

君が笑った

気がした

綺麗な星屑は

落ちていくけど

忘れないよ、


忘れない。


遠すぎるから

足を進めて

離れていった

思い出の話を

君に渡すよ

この腕に

抱え込んだ

泡になった

幾千の心


声が

途切れて

きっと

君に向けて笑う

消えないよ

点滅して

後ろに残る

痕は

僕の足跡


美しい程に

この世界に爪立てて

残した声は

記憶の残骸と

泣き崩れた

その残響

透かして

照らし合わせた

思いは

同じだよ


忘れない、


忘れないから。