言葉数が少なくなる
茜色の空と
薄紅色の頬の隙間に
君が落ちていく
押し殺した感情と
冷たい空気が喉を通る
歩き出す足を止めて
立ち竦んだ意味は
きっと伝わらない
聞こえないふりした
蝉の声はもう遠い
あの時の後悔なんて
今となっては全て無駄で
少しずつ蓄積された
苦しさも紛れて
隠す様に笑った
愛想笑いですらも
いつしか上手になって
要らないはずの誤魔化しも
強がりに溶けていった
もう戻れないと
言葉にするほどに
曖昧になっていく
影だけが
静かに伸びる
僕は、誤魔化した
言葉を濁して
暗くなった視界に手を振った
覚束ない呼吸と
足取りに不安を抱えて
立ち止ったままの背中を
優しく押したのは懺悔
すっと喉を通っていく
冷たい空気が愛しく
瘡蓋はもう、剥がれていた