閉め切った唇は

噛み切れて少し鈍く

鉄の味が咥内に広がって

不快感を胸に満ちる


満足なんて何処にもない

生きていく事すら辛くて

苦しいと声に出す事は

弱い事だと勘違いした

一人相撲を繰り返す


目蓋を閉じて揺れている

朝の陽射しも痛く

突き刺さって拒む

呼吸が辛くなって

生きる事を投げ出したくて

ずっと前から思ってた

何が変わるなんて、

分かるはずないけど


もういいじゃん

触れた鉄の塊に

感情移入なんか出来ないよ、

文字の羅列なんて

涙も溢れてこない

どうしようもない心の行き先を

渇いて罅割れた

私にちょうだい

不必要な物は

流してしまうから


詰まる様に足を止めて

引いたカーテンの先には

もう私の未来はないから

傷付ける言葉から

耳を塞いで逃げて

狭くなっていく居場所から

飛び出る様に身体を放り出して

無意識のふりで言い訳、


消えてしまおうって

赤く引いた腕の跡に

笑いかけた私の明日に

朝はないの。


ないの。