足音鳴らして嘯いた

誰かの休日に翳す

電子音の交錯にも

クラクションが邪魔をして

遮る様に君の前に立った

折れ曲がったガードレールと

アスファルトに飛び散った

感情の束に口を開いた


阿呆みたいな表情ぶら下げて

不規則な足音を蹴飛ばしす

踏み切った足の裏が跳ね返す

その地面の固さに伝える


ヘッドホンの中から聞こえる

鼓膜を震わせた音波の意味を

君が語る嘘みたいな言葉の羅列

時計の規則性の壊す様に

その針を人差し指で左に傾けた


馬鹿だなぁ。


その一言が突き刺した

情けない風に眉毛を下げて

片手を伸ばして理由を取り上げる

僕が零した言葉の中身すら

君が望んだ日常には無駄なモノ

だから僕はその身体を押し返すんだ


電波の波の上に立っている

君はベットの上で笑っていた