破れた布切れ引き摺り
唾を吐き捨て前を睨む
どうでもいいさ
単純に見せかけた
複雑な繋ぎ目を指で触れる
壊されたいとは思わない
混沌とした意識は
口から零れ出した嘘を
黒く上に重ねた
明るくはない街角を曲がる
中指立てて笑ってみれば
何かが変わる気がしたけど
片目から溢れだした
赤色の声も聞こえない
耳を塞いだふりして
騙されたいと嘯いた
奪う様な力強さも
呼吸を殺して見据えた
痛むのは喉だけでいい
それ以外は意識の外に抛る
何もないようにして
もう誰も傷付きはしないさ
ギセイなんて綺麗なモノより
セイギみたいな嘘でいい
染めた明るい髪も
逃げ出す為の嘘でしかないから
抱き締める為の腕も
駆け寄る為の足も
与えられない身体すら
熱く流れる血に落とした
それでも聞かせる為の声は
掠れてるけど此処にある
此処に、在る
俺は、此処だ。