色鮮やかに

落ちていく硝子玉

弾きだした

計算式すら遠い

何度も繰り返した

言葉も色付いた

それは愛なんですと

言えば安くなる気がした


音が襲いかかる

気付いてほしいと

零れた呼吸を

君に投げ渡す

呼んで欲しい名前は

距離に泣いた

両手じゃ届かない

音に乗せた意味も

悲しく飽和した


硝子に映るのは

君が移る息の音

鼓動が奏でるのは

僕が望んだ名前




愛してるよ

もう迷わない様に

君の理由を包んで

震わせた喉を

淡く抱きしめて

落ちていく硝子玉は

弾けて足元に転がる


拾い上げた君の両手に

優しくキスするように