仰ぐ様に腕を伸ばす

この空が映す僕は

何処までも果てしない

少しだけ音を立てて

広がる様に背中を押した

君の声を重ね合わせる

涙の跡を辿ってみれば

忘れる事の出来ない

あの時の、温度


木漏れ日は穏やかに

優しく降り注ぐ

拭った目元の嘘を

乾かす様に風は撫ぜる

変わっていく時の中で

君は笑っていた

分かってるよ、

変わらない僕の心の中で

君は確かに息衝いている


全ての色彩が包む

この絵画の世界で君は

腕を振り上げては

緩慢な動作で力を抜く

白く変わっていくそれは

眩いまでの光を放つ

綺麗なままで筆を動かす

指先は繊細に描き始めた


僕の元へ、帰ってくればいい

この両手が出来る全てが

君に与える事が出来たら

きっとこの世界は色付く


この手の中で、

君が笑ってくれるなら