月の眼開いた

染まる爪の先で

弾く様に叫ぶ

伝わらないのは

僕が言えないから


落ちた言葉

知ってたんだよ

開かない嘘は

掌で固まって

痛みを伴う

喉に刺さったまま

折れる様に

突っ立っている


俯くのは逃げで

浮かんだまま

君の言葉を信じた

伝わらなくていいよ

君さえいれば

それで良かったんだ


夜に広げた

紙飛行機は悲しく

嘆きを繋いだ

両の手には

君を弔うことは出来ないよ


いってしまったから

もう伝えられないよ

それでも僕は

君だけがいいのに