今日が終わった。


迎えに来ない電車

片手に吊り下がる

心なしか少しだけ虚しく

燻らせた悲しみを

吐き出す様に流して

蹴り飛ばした昨日を

電気信号の向こうに見つけた


青いだけの空は

僕の視界に入らない

泣き出しそうな曇天も

切り刻んだ茜色も

呼ばない限りは見つけない

知らんぷりして向こう側

揺られてる電車は

僕を乗せてくれない


昨日を何処に置いてきたっけ

随分前だった気がするし

ついさっきだった気もする

無関心に埋めた感情は

僕が知る由も無くて

遡る感覚とデジャヴの様な錯覚

僕は何時から数えなくなった


今日は終わる様だ。


明日はまだ来ない。