溶け出した嘘を
覆い隠す為に
その瞳を隠した
麻酔の様な眠気と
白いカーテンを翻して
笑う誰かの口元に
泣き出しそうな声を聞いた
間違いが繰り返される
僕が気付いた時には
それはもう遅くて
眠気を誘う歌声は
どこにもない幻想
階段の上から転がり落ちる
意識は僕を殺していく
少しずつ終わりを知っては
それに手を重ねて
僕は悲しく歪めて閉ざした
此処にはいない誰かが
笑うたびに揺れる空気
掠れた視界に目蓋は瞬き
濡れた睫毛を静かに震わせる
零さないのは、怖いから
隠したのは、悲しいから
僕は窓に足をかけて
飛び出した
ざまぁみろ
何に対してかも
分からない癖に。