連なる意味を砕く

反芻した情報論を

片手に転がして愛でる

もう何も恐れないの

落ちて反射した音に

恐怖を覚えて


足音の数だけ

怖い物が増えていく

境界線上の嘘を

重ねるたびに飢える双眸

瞬く針の音と隠した焦燥

残されたのは何なのか

安らかな声を知るのは

此処には誰もいない


そうして誰もいない

電燈の下じゃ見えないの

憐れむ影の先で

点滅する光の束を呑み込む

閉じた掌で羽を撫ぜる

飛べない癖に。

歪めた笑みを殺す様に

真実を放り捨てた


答えを求めて

黒く塗りつぶして

差し出すのは

見えない感情論

溢れ出ては漏れ出す

ドロドロになって飛び出す

覆い尽くす様に嘲笑、

知ってたのは、君。


憎いよ、

痛い。

どうして、どうして。

黒くなっていく意識と

白くなっていく視界と、

コントラストに沈む

飼い殺された獣は

僕を映して足音を増やす

僕を見つめる瞳は

重力に従う引力

満たされる様に笑って