踏み外した

階段の奥の方

君が笑うのは

その後。


意味を失って

初めて零れる

縺れる音を吐き出す

爪を立てて

紛れる言葉を探す

涙が溢れる前に


「これが、」

差し出す掌に

乗っかる嘘は僕

恥ずかしいという様に

前髪で隠した表情

君が知らないだけの

僕の本音は俯いたまま

上から見下ろすには

僕はあまりに幼い

君は、笑ってるけど、


震えているんだよ

収まらない

君が捕まえた腕に

いつまでも囚われてる

スノッブを抱える君を

僕がどうして許せる


掠れた声も

届かなければいい

恨み辛みだけど

緩やかに吐き出す

引き裂きたい喉を

両手に包んで泣き出す


あの時から変わらないよ

僕は落ちていってる

今もずっと、あの場所から

君に突き落とされてる


戻れないよ

打ちつける言葉は

僕を容易く壊すから

飛びだした場所に

救いがあればいい


君はあの場所で、

笑ってるけど。