静かに吐き出した
呼吸も心許無い
朧気に浮かぶ
思い出も涙に溺れる
木漏れ日は笑みと
優しい嘘を
散らかして泣いた
出来ない
思い出せない
美しいだけの言葉は
僕を穏やかに責める
今日が終われば
また同じ毎日の繰り返し
輪の様に巡る
そうであればいい
思い出せない記憶は
色褪せた世界
吹き上げた風が追う
あの時間はもう無いよ
誰も知らない
欠片だけがそこに残って
綺麗に眩む
眩暈の渦は
僕らに覆い被さる
積み上げた物は
誰かの為と嘘を重ねて
閑静な街並みも
温度を失った掌
立ち竦んで動けない
僕の背中は
あまりに重くて
綺麗事しか口に出来ない
「知らないから」
免罪符を片手に
涙を零す
水面に浮かぶのは
誰かの魂を映した灯
これが、僕らの罪だ。